日本人の約8割が猫背と言われている現代の世の中。
皆さんは猫背でお悩みではないでしょうか?
自分の姿勢がどうなっているのか!?分からない方も多いと思いますが、自分の身体や姿勢を知ることでQOL(クオリティオブライフ)は劇的に向上いたします。本記事は猫背姿勢になぜピラティスが効果的なのかを詳しくお伝えしていきます。
猫背が悪いわけではありませんが、猫背になることで、さまざまな不調をきたすことになりますので、今からでも改善に向けて取り組んでいきましょう。
猫背解説と原因
![猫背姿勢](https://pilates-synergy.com/wp-content/uploads/2024/01/猫背.png)
猫背解説と身体に起こる悪影響
猫背とは、その名前の通り、猫のように丸まった背骨をしていることを示しています。
背骨には3つ骨があり、上から頚椎(前弯)・胸椎(後弯)・腰椎(前弯)と名前がついていますが、この胸椎部分がより丸くなってしまうことを猫背と言います。
猫背になると色々な悪影響が身体に出てきます。
- 肩甲骨が外側に広がり、巻き肩となる
- 肩甲骨がすくみ、肩の筋肉(僧帽筋上部繊維)がガチガチになる
- 肩甲骨が不安定性を呈し、前鋸筋がうまく機能せず、肩こりや肘の痛みが出る
- 頭が前に出て、ストレートネックになる
- 頭が前に出ることで、首の筋肉がガチガチになる。
- 腕の前側の筋肉(上腕二頭筋)が短くなり、二の腕にお肉がつきやすくなる
- 呼吸が吸いにくくなる
- バストダウン
などなど、上記以外にもありますが、これだけでも猫背になりたくない!と思いませんか?
見た目的にも老けて見えますし、自信もなさそうに感じます。男性も女性も凛とした姿勢を手に入れたいですよね。
猫背の主な原因
猫背になる主な原因として、筋肉の弱化や不良姿勢、長時間のデスクワークなどがあります。筋肉の弱化により、姿勢を支える力が弱くなり、猫背になりやすくなります。また、長時間同じ姿勢でいることや、猫背の姿勢でいることが習慣化すると、猫背が固定化されてしまいます。さらに、長時間のデスクワークやスマホの使いすぎなど、現代人の生活習慣も猫背の原因となっています。猫背は特にデスクワークが多めの会社員、士業の先生、学生などに多くみられます。
猫背の主な原因は次のとおりです。
- デスクトップを覗き込むように頭を前に出したり、肩を丸めた状態で長時間デスクワークをしたり、スマホを見たり、読書をしたり。
- 座りっぱなしのライフスタイル、特に椅子に浅めで座る方
- 運動不足とケア不足
- 筋肉のアンバランス
![上位交差症候群](https://pilates-synergy.com/wp-content/uploads/2024/01/上位交差.png)
また猫背は別名:上位交差症候群とも呼ばれます。上のイラストをご覧ください。
筋肉の長さが、短いラインと長いラインが肩周りで交差するような姿勢となっています。デスクワークが続き、胸の筋肉や腕前の筋肉が短くなり、背中の筋肉や二の腕の筋肉が長くなる。これは決して筋トレをしたから、柔軟運動をしたからなっているのではなく、日々の習慣で身についてしまったものなのです。なので、短いところは程よく長く、長いところは程よく短く整えていく必要があります。そこでお勧めなのが、ピラティスです。
姿勢のチェック方法
自分の姿勢をチェックするための簡単な方法をご紹介します。壁を使って姿勢を確認しましょう。壁に背を付けて立ち、かかと、お尻、肩甲骨、後頭部が壁に付いているか確認します。これらの部位が壁に付かない場合は、猫背気味である可能性があります。また、肩が前に出ていたり、首が前に傾いていたりする場合は、猫背の可能性が高いです。
猫背改善に効果的なピラティスとは?
ピラティスとは
ピラティスとは、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が開発した精神と身体を統合するトレーニングメソッドで、第一次世界大戦中に負傷した兵士に対してリハビリの一環から指導した事が始まりと言われています。ピラティス氏は開発したプログラム名をコントロロジー(コントロールの学問)と名付けましたが、ピラティス氏が亡くなられた後はピラティスとして全世界に愛されるプログラムとして広がっています。
なぜピラティスが猫背改善に良いのかと言うと
ピラティスは姿勢を改善するプログラムでもあるからです。
良くない姿勢は日々の習慣の結果である。
日々の良くない習慣により、筋バランスが崩れ、筋肉の影響により、姿勢が崩れていきます。
![横からの姿勢ビフォーアフター](https://pilates-synergy.com/wp-content/uploads/2023/07/横からの姿勢-1.jpg)
![ピラティス後の姿勢評価(横向き)ビフォーアフター](https://pilates-synergy.com/wp-content/uploads/2023/05/4.png)
ピラティスのメリット
- 筋肉のアンバランスを調整できる
長くなっている筋肉は程よく短く、短くなっている筋肉は程よく長くピラティスエクササイズをすることで、筋肉の長さを調整でき、バランスを整える事が可能です。ペアストレッチや整体、マッサージなどもお勧めですが、自分の身体は自分でコントロールする、自分で動き、自分の脳にインプットさせていくことがとても大切です。 - 正しい姿勢のポジションを理解できる
ここが非常に重要で、何をするにせよ正解を自分で理解しておかないとその正解には辿り着けません。正しい姿勢がどこなのかを自分で理解しておくことで、普段の生活習慣でも意識出来るようになります。ピラティスをしている間は、指導者から正しい姿勢を常に伝え続けられるので、身体に覚えさせる事が出来ます。 - ピラティスマシンが誘導してくれる
身体が硬くて、ピラティスなんて、運動なんて出来ない。まずは身体を柔らかくしてから!と仰る方がとても多いのですが、そういう方こそピラティスにお越し頂きたいです。ピラティスは柔軟性を高めるエクササイズも豊富で、自分でストレッチ出来ない部分までリフォーマーやチェアーなどのピラティスマシンが誘導をしてくれます。1回のエクササイズで前屈が劇的に改善した事例は沢山あります。
日常生活の中でできる猫背改善方法
デスクワーク中の姿勢
長時間のデスクワーク中に簡単にできる姿勢改善のコツをご紹介します。椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばし、肩甲骨を少し寄せるように意識しましょう。また、モニターの位置を目線と水平になるように調整し、脳天を天井方向へ押し上げるように座ります。時間が経つと身体が固まってしまうので、こまめな休憩を挟むことも大切です。
日常的なストレッチ
毎日の生活の中でできる簡単なストレッチを取り入れ、猫背を予防しましょう。特に胸周り、腕の前側の筋肉は硬くなりやすいので、しっかりストレッチをしてほぐしましょう。肩回しや首回し、背伸びなど、簡単にできるストレッチもお勧めです!筋肉の緊張を和らげ、姿勢を改善することができます。
正しい立ち方
正しい立ち方を日常的に意識して、猫背を改善します。立ち姿勢では、背筋を伸ばし、重心を踵の方に乗せます。お腹を少し薄く保ち、目線は正面を向きます。両脚のつま先が正面を向くようにしましょう。
まとめ
You will feel better in ten sessions, look better in twenty sessions, and have a completely new body in thirty sessions.
ピラティス氏が残した言葉です。
10回で違いを感じ、20回で違いが目に見え、30回で新しい身体に産まれ変わるでしょう。
なんでもそうですが、1回で治るものはありません。
日々の生活習慣から起きた結果が姿勢として現れている。と言うことは、日々の生活習慣が変わらなければ何も変わらないということです。猫背が気になっている方はぜひ一度パーソナルピラティスを体感してみてください。
![スタジオリスト](https://pilates-synergy.com/wp-content/uploads/2023/08/STUDIO-LIST.png)
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