扁平足で足裏が疲れてくる、痛くなってきた、足底筋膜炎と言われた。
改善するために色々と試してみたけど、なかなか成果が出ない。
そんな方にオススメなのが、マシンピラティスです。
今回のコラムでは扁平足とはなにか?原因は?解消方法は?という観点でお伝えをいたします。
扁平足とは
扁平足とは、足裏にある土踏まずが潰れて足の内側に空間がなく、ベッタリと足裏が床に着いている状態のことを言います。
足裏には内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチと骨の構造で作られた3つのアーチがあり、様々な筋肉や靭帯・腱にて形状が保たれています。3つのアーチの役割は体重を掛けた際の衝撃ショックを吸収してくれたり、足部を安定させる役割があります。この3つのアーチの中で、特に内側縦アーチが崩れている際に扁平足は起こります。成人になれば、日々の生活習慣の中で、筋バランスが崩れ、結果として扁平足になっておられる方が多いです。
扁平足の原因
- 運動不足
- ハイヒールや足の形状に合わない窮屈な靴を履いている
- 体重の急上昇
- 硬いサーフェイスで行うスポーツ競技
- 股関節の筋アンバランス
上記以外でも様々な原因があります。
扁平足が原因で起こる症状
扁平足になると、様々な症状が出てきます。内くるぶし周辺の痛みや腫れ、足底筋膜炎、アキレス腱炎、外反母趾、歩行障害、膝や股関節・腰の痛みなど。初期は感覚的な症状は薄く、放っておくと急な痛みに襲われることが多いです。
扁平足改善におすすめのピラティスとは
ピラティスとは、ドイツ人のジョセフ・ピラティス氏によって考案されたトレーニングプログラムで、身体を伸ばし、強化し、バランスを整えることを目的としたエクササイズおよび身体の動作法です。集中的な呼吸パターンと組み合わせた特定のエクササイズの体系的な実践により、ピラティスはフィットネスの取り組みとしてだけでなく、プロのスポーツトレーニングやあらゆる種類の身体リハビリテーションの重要な補助としても非常に価値があることが証明されています。
ピラティスには大きくマシンピラティスとマットピラティスの2種類に区分されます。
簡単に専門のマシンを使うのか、自分の身体のみマット上で動くのかの違いです。
両方ともにお勧めではあるのですが、ピラティスをやったことのない方はどちらかと言うとマシンピラティスがお勧めです。
マシンピラティスのメリット
・エクササイズの正しいフォームを身につけることが出来る
ピラティスマシンがエクササイズの正しい動きを誘導してくれるため、正しいフォームが身につきやすいです。またスプリングによる負荷の調整が人それぞれに出来ることで、安心して動くことが出来ます。また初心者でも上級者でも効果を感じやすいです。
・エクササイズ種類は豊富にある
ピラティスマシンは「リフォーマー」「キャデラック」「チェアー」「バレル」と様々あり、それぞれにエクササイズが100種目以上あります。
・身体の柔軟性をより高めてくれる
マットピラティスでも柔軟性を高めることは出来ますが、エクササイズのポジションを取ることが難しい方も多いです。その点マシンでは、マシンのサポートにより、普段伸ばせない所までしっかりと伸ばすことが出来ます。
扁平足改善にピラティスがオススメな理由
足のアーチや足部だけの局所をみてしまうと、いつまで経っても改善の兆しはありません。
下記の図に表したように人間の関節の動きはキネティックチェーン(運動連鎖)と呼ばれる考え方があり、足首だけ内に捻られている(回内している)訳ではなくて、その上にある下腿(スネ)も内旋(内巻き)に、そして股関節も内旋(内巻き)と、連鎖的に関節が動くように作られています。
なので、極端な話、扁平足を整えるためには、股関節に対してアプローチをしても効果が出てくる可能性もあるのです。
ピラティスの良いところは、筋バランスを調整できること。
内巻きになっているのは、骨が勝手に動いている訳ではなく、筋肉によって骨が引っ張られてその方向を向いているということ。なので、筋肉の内側と外側のバランスを調整する必要があります。そこで有効なのが、ピラティスです。
ピラティスは筋バランスを整えて、理想的な姿勢を獲得することが出来ます。なので、足首に対してアプローチもしますし、股関節に対してもアプローチをする。トータルで良くしていくことが出来ます。
またピラティスにはグループレッスンとマンツーマンレッスンがありますが、お勧めは成果が早く感じられるマンツーマンレッスンを受けて頂くこと。自分の姿勢や動きを分析し、ご自身でも理解した状態で、自分にあったプログラムを行う。グループレッスンでは出来ないエクササイズ中の細かな修正もマンツーマンであれば、行うことが出来ます。
扁平足が気になる!という方はぜひ一度マシンピラティスの体験に行ってみてください。
特に医療系の国家資格を持たれていて、指導歴の長いインストラクターに診てもらうことをお勧めします。
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