「なんとなく漏れる…」の尿もれ悩み、ピラティスで根本から解決できます

2023年8月13日

「咳やくしゃみのたびにドキッとする」
「トイレが近くて外出が不安」

そんな悩みを抱えていませんか?

実は、尿漏れの多くは骨盤底筋群の衰えが根本原因です。薬や手術に頼る前に、ピラティスで身体の内側から改善できるケースは少なくありません。このコラムでは、その仕組みと具体的な方法を丁寧に解説します。

骨盤底筋群とは?「女神筋」と呼ばれる理由

骨盤底筋群は、骨盤の底部にハンモックのように広がる複数の筋肉の総称です。別名「女神筋」とも呼ばれ、膀胱・子宮・直腸などの内臓を正しい位置に保持する重要な役割を担っています。

目には見えず直接触れることもできないため意識が向きにくい筋肉ですが、加齢・出産・運動不足によって急速に衰えることがわかっています。

骨盤底筋群は主に次の4つの役割を果たしています。

  • 内臓を支える:重力や腹圧から膀胱・子宮・直腸を守り、臓器脱を防ぎます。
  • 排泄をコントロールする:尿道・肛門括約筋の開閉を調節し、尿漏れや便失禁を防ぎます。
  • 姿勢を安定させる:腹横筋・多裂筋と連携し、腰痛・肩こりの予防にも直結します。
  • 美しいボディラインをつくる:骨盤が安定すると、下腹部やヒップラインの改善にもつながります。

あなたはどのタイプ?尿漏れの4つの種類と原因

尿漏れは一種類ではありません。自分のタイプを知ることが、改善への第一歩です。

  • 腹圧性尿失禁(最も多いタイプ)
    咳・くしゃみ・重い荷物を持った瞬間など、お腹に力が入ったときに漏れてしまうタイプ。骨盤底筋群の衰えや出産が主な原因で、女性に最も多く見られます。ピラティスが特に効果を発揮するのがこのタイプです。
  • 切迫性尿失禁
    突然強い尿意を感じ、トイレまで間に合わないケース。過活動膀胱が原因で、頻尿や夜間排尿を伴うことが多いタイプです。
  • 溢流性尿失禁
    膀胱に尿が溜まりすぎて溢れ出るタイプ。前立腺肥大症や神経疾患が原因で、男性に多く見られます。
  • 機能性尿失禁
    認知症や運動機能の低下でトイレに間に合わないタイプ。排尿のメカニズム自体は正常であることが特徴です。

なお、自分のタイプを正確に把握するためにも、気になる症状は医療機関にご相談ください。ピラティスは症状改善のサポートに有効ですが、医療的な診断・治療の代替にはなりません。

まず専門家への相談を
自分のタイプを正確に把握するために、気になる症状は医療機関にご相談ください。ピラティスは症状改善のサポートに有効ですが、医療的な診断・治療の代替にはなりません。

なぜピラティスが尿漏れ改善に効くのか?

ピラティスの最大の特徴は、深層筋(インナーマッスル)を意識的に使う点です。特に骨盤底筋群は通常のトレーニングではほとんど刺激されませんが、ピラティスでは呼吸・フォーム・動きの連動によって、効率的にアプローチできます。

骨盤底筋群は見えない筋肉だから、ただ運動するだけでは鍛えられません。
ピラティスは呼吸と動作を連動させることで、普段意識できない深層筋を確実に活性化できるメソッドです。

さらにピラティスは姿勢・呼吸・体幹のバランスを同時に整えるため、尿漏れだけでなく腰痛・姿勢改善・ボディライン向上といった複数の悩みに同時にアプローチできます。

実際に試したい骨盤底筋群エクササイズ

マシンピラティス:フロッグ

リフォーマーというマシンを使用するエクササイズです。脚をV字に開き、かかとを合わせた状態で股関節と膝を曲げ伸ばしします。骨盤底筋群に直接刺激を与えながら、内ももや股関節周りも同時に強化できます。

  1. 仰向けでフットバーにかかとを合わせてセット
  2. 息を吸いながら膝を曲げ、骨盤底筋を緩める
  3. 息を吐きながら足を押し出し、骨盤底筋を引き上げる
  4. 骨盤が丸まらないようコントロールしながら繰り返す

マットピラティス:クラム

横向きに寝て膝を曲げ、かかとをつけたまま上側の膝を開閉します。骨盤底筋群だけでなく中殿筋・小殿筋(お尻の筋肉)も強化。自宅でもできるため、毎日のルーティンに取り入れやすいエクササイズです。

  1. 横向きに寝て、膝を90度に曲げる
  2. 骨盤を固定したまま、上の膝をゆっくり開く
  3. 息を吐きながら骨盤底筋を引き上げ、膝を開く
  4. 骨盤が後ろに倒れないよう注意しながら繰り返す

自宅でできるプラスα:ケーゲル体操

椅子や床に座った状態で骨盤底筋を5秒間引き締め、その後ゆっくり緩める動作を繰り返します。ピラティスと組み合わせることで効果が高まります。1日3〜5分、朝晩のルーティンに取り入れるのがおすすめです。

効果を最大化するための3つのポイント

これを守れば、効果が全然違います

腹式呼吸を意識する
吸うときに骨盤底筋を緩め、吐くときに引き上げる——この呼吸との連動が、骨盤底筋を正しく刺激する鍵です。胸式呼吸では骨盤底筋への刺激が弱くなるため、腹式呼吸を意識して行いましょう。
正しいフォームで行う
誤ったフォームでは別の筋肉に負担がかかり、効果がないばかりか身体を痛める原因にもなります。背骨のニュートラルポジションを保ち、肩や首に余分な力が入らないよう注意しましょう。
専門家の指導を受ける
初心者こそパーソナル指導が効果的です。経験豊富なインストラクターは、身体の状態や尿漏れのタイプに合わせたプログラムを作成し、正しいフォームで指導してくれます。身体の歪みや筋力バランスのチェックも同時に受けられるため、尿漏れ改善だけでなく全身の健康増進にもつながります。

ピラティスは続けることで効果が積み上がるエクササイズです。焦らず自分のペースで、正しい方法で取り組むことが、長期的な改善への近道です。

まずは、あなたの身体をプロに診てもらいませんか?

Pilates Synergyでは、お一人おひとりの身体の状態・お悩みに合わせたオーダーメイドプログラムをご提案しています。体験レッスンは随時受付中。初めての方も安心してお越しください。

Pilates Synergyピラティス体験

まとめ

骨盤底筋群は、内臓を支え、排泄をコントロールし、姿勢を安定させる——私たちの日常生活を支える重要な筋肉です。そしてその衰えが、尿漏れをはじめとするさまざまな不調の根本原因になっています。

ピラティスは呼吸と動作の連動によって、普段意識しにくい骨盤底筋群に確実にアプローチできるメソッドです。フロッグやクラムといったエクササイズを正しいフォームで継続することで、多くの方が尿漏れの改善を実感されています。

まずは専門家に身体を診てもらうところから始めてみませんか。Pilates Synergyでは、お一人おひとりの身体の状態・お悩みに合わせたオーダーメイドプログラムをご提案しています。体験レッスンは随時受付中ですので、お気軽にご相談ください。

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  • この記事を書いた人

杉 直樹

株式会社SPARX代表取締役。Pilates Synergy代表。柔道整復師。24歳で起業し、ピラティス指導歴は15年。今までに400名以上ピラティスインスラクターを輩出し、トレーナーオブザイヤー審査員特別賞受賞にも輝く。「身体に新たな可能性を」を理念にスタジオを経営している。JPSA認定ベーシックプロスピーカー。(一社)分子整合医学美容食育協会プロフェッショナルファスティングマイスター

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