【ゴルフピラティス】ゴルファーにオススメな理由をお教えします

Pilates Synergyです。
プロゴルファーが今、最も取り入れている身体作り法と言えば、『ピラティス!』ということをご存知でしょうか。
当スタジオにも女子プロゴルファーがツアー中の忙しい中、時間を作り、週に1回ピラティスをしてくれています。ではなぜゴルファーにピラティスが有効なのか?という点について今回はしっかりとお伝えさせていただきます。

【ゴルフピラティス】ゴルファーにオススメな理由をお教えします。

ピラティスとは?

ピラティスは、1883年にドイツで生まれたフィットネスとコンディショニングの愛好家である発明者ジョセフ H. ピラティス氏にちなんで名付けらたプログラムです。ピラティスは、身体を伸ばし、強化し、バランスを整えることを目的としたエクササイズおよび身体動作の方法です。集中的な呼吸パターンと組み合わせた特定のエクササイズの体系的な実践により、ピラティスはフィットネスの取り組みとしてだけでなく、プロのスポーツトレーニングやあらゆる種類の身体リハビリテーションの重要な補助としても非常に価値があることが証明されています。PMA HPより引用

日本にピラティスが入ってきたときは、フィットネスクラブ内で行われるスタジオレッスンでのマットピラティスが主流でしたが、最近はピラティスオリジナルのマシンである『リフォーマー』や『キャデラック』が導入され、マンツーマンでのピラティスが人気です。

多くのアスリートがボディメイク・コンディショニング法の1つとして取り入れており、プロゴルファーやゴルフ愛好家にもピラティスをしている方が増えてきました。

ゴルフでこんな悩みはないですか?

・スイングがブレブレでいつも指摘される
・スイング中に腰が痛い、背中が痛い、肘が痛い
・全身が硬く、柔軟性がない
・アドレスが定まらない
・18ホール体力が続かない
・飛距離が落ちてきた、飛距離を上げたい
・集中力が欠ける

上記のようなお悩みの方にはピラティスはうってつけです!

ゴルフになぜピラティスが効果的なのか?

正しく関節を使えるようになり、スイングが安定する

スイング動作で大切になってくることは、安定させる所は安定させ、動かす所はしっかりと動かすということです。
アメリカのストレングスコーチMichael Boyle氏と理学療法士のGray Cook氏が考案したjoint by joint theoryによると各関節には役割があり、大きく分けてモビリティ関節(動く関節)とスタビリティ関節(安定する関節)に分けられます。joint by joint theoryではモビリティ関節とスタビリティ関節は人間の関節において交互に存在すると伝えています。

ではスイング動作での、モビリティ関節とスタビリティ関節は一体どこなんでしょうか?
まず身体の軸となる背骨から考えてみましょう。
背骨は図の通り、22個存在しており、上から頸椎・胸椎・腰痛と分かれます。関節の役割を見ると
・頸椎 → スタビリティ
・胸椎 → モビリティ
・腰椎 → スタビリティ
と分かれます。
ここで疑問に思われるのは、野球のコーチがよく選手に対して『もっと腰で振れ!』という指示をされますが、解剖学・構造上には間違いなんです。

脊柱の構造

ではどこで振ったら良いのでしょうか?
正解は股関節です。股関節はモビリティ関節なので、しっかり動かないと行けない関節です。そして次に背骨の中でも『胸椎』と呼ばれる部分です。この2つはモビリティ関節であり、回旋動作にて重要な役割を担っています。

ピラティスでは、股関節・胸椎をしっかりと動かし、可動域を増やしていきます。そして安定させないと行けない体幹部分についてもどんな状況下でもブレない軸を作っていきます。関節がそれぞれの正しい役割を全う出来る環境を作ることで、スイングは安定していきます。

飛距離を伸ばす

床から貰った床反力を一度体幹に集約し、そのエネルギーを手に伝え、クラブに伝え、ボールに乗せる。これが一連のエネルギー伝達の流れです。地面から100%貰ったものがどこかでエネルギーロスしてしまい、80%しかボールの伝達出来なければ、飛距離は間違いなく下がってしまいます。100%貰ったものを100%以上でボールに伝えられるようにピラティスでは身体の正しい使い方を習得させていきます。年齢を追うことで、筋力が落ちてきて、飛距離が下がってしまったと仰る方も多いですが、勿論筋力が下がると飛距離は落ちますが、効率の良い身体を作ることで、筋力が落ちても飛距離は変わらない、いや逆に伸びた!という方もおられます。

怪我や痛みのリスクを減らす

ゴルファーに多い痛みや怪我というと、腰・背中(ぎっくり背中)・首・そして肘(ゴルフ肘)です。本来動かないと行けない部分が動かなくなってしまっている。でも無理に動かそうとするので、積み重なって、結果痛みや怪我に繋がります。ピラティスをすることで、人間が本来持っている動きを再習得することが出来るので、無理なく、スイングすることが出来ます。痛みがある時は整形外科や整骨院等で治療をして、痛みがないときは今後痛みが出ない身体作りをピラティスでしていきましょう。

まとめ

今回はゴルフパフォーマンスアップに必須トレーニングとしてピラティスをお伝えいたしました。ピラティスは身体の土台である姿勢や動きのトレーニングです。ティーチングプロやレッスンプロにいつも言われていることが、ピラティスで紐解ける方も多くおられます。ピラティスで身体を使える状態にして、練習に挑むのもゴルフ上達の最短ルートかもしれません。自分の姿勢や動きの癖がどうなっているのか?一度ピラティス体験で客観的に知ってみましょう。パフォーマンスアップの糸口が見えるかもしれません。

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