ピラティスは社交ダンサーのパフォーマンスを上げる!効果と必要な要素をご紹介

社交ダンスのプロダンサーが今ダンスのパフォーマンスアップに取り入れているトレーニングプログラムをご存知でしょうか?実際に当スタジオにも多くのプロダンサーが通われていますが、ピラティスがダンスの質を高めるために有効だと感じ、継続して頂いております。そんなピラティスは一体どんなプログラムなのか?というご紹介から社交ダンスにどんな効果をもたらすのか?をご紹介して行きます。

社交ダンスにピラティスは必要!?画像

社交ダンスのパフォーマンスを高めるピラティスとは?

ドイツ人のジョセフピラティス氏によって開発されたプログラムで、身体を伸ばし、強化し、バランスを整えることを目的としたエクササイズおよび身体の動作法です。集中的な呼吸パターンと組み合わせた特定のエクササイズの体系的な実践により、ピラティスはフィットネスの取り組みとしてだけでなく、プロのスポーツトレーニングやあらゆる種類の身体リハビリテーションの重要な補助としても非常に価値があることが証明されています。

社交ダンスのパフォーマンスを高めるピラティスの種類

ピラティスには大きくマシンピラティスマットピラティスの2種類に区分されます。
簡単に専門のマシンを使うのか、自分の身体のみマット上で動くのかの違いです。
両方ともにお勧めではあるのですが、ピラティスをやったことのない方はどちらかと言うとマシンピラティスがお勧めです。

マシンピラティスのメリット
・正しいフォームを身につけることが出来る
マシンがエクササイズの正しい動きを誘導してくれるため、正しいフォームが身につきやすいです。また負荷の調整が人それぞれに出来ることが効果を感じやすい理由です。

・エクササイズ種類は豊富にある
ピラティスマシンは「リフォーマー」「キャデラック」「チェアー」「バレル」と様々あり、それぞれにエクササイズが100以上あります。

・身体の柔軟性をより高めてくれる
マットピラティスでも柔軟性を高めることは出来ますが、マシンのサポートにより更にしなやかな身体を手に入れることが出来ます。

社交ダンスに対するピラティスの効果

脊柱のキレイな伸展を出す

背骨を反らすことの多い社交ダンス。本来背骨を全体的にしなやかに反らせることがとても重要ですが、生活習慣の癖や踊りの中での癖で、腰でしか反れない方が多くいます。腰の骨(腰椎)は普段から生理的弯曲にて伸展ポジションにあり、より腰を反らせてしまうと腰痛の原因になったり、踊りのダイナミック差が欠けたりしてしまいます。
ピラティスで、本来伸展が必要な胸椎と呼ばれる背骨と股関節をしっかりと伸展させ、腰椎を安定させるお腹の筋肉を強くすることが出来ます。またピラティスを継続的に行うことで、意識出来なかった動作が無意識で行うことが出来、踊っている最中も無意識に動きを出すことが出来ます。

背骨のキレイな回旋を出す

回旋動作が多くなる社交ダンスの中で、正中軸上でキレイに回る技術が必要とされます。回旋はどこで出すかというと先ほどと同様胸椎部分が大部分を占め、プラス股関節となります。よく『野球の指導者がバットは腰でビューっと振れ!』と言われますが、あれはニュアンスで伝えているだけで、実際、腰の骨(腰椎)は捻ることを苦手としています。 ピラティスエクササイズで、腰椎の捻りを制限し、胸椎の動きを純粋に出します。腰で捻ろうとしたら、代償動作として骨盤の回旋が入ったり、膝が曲がったりするので、代償動作が出たら、修正して行います。1回1回のエクササイズを集中して意識して行うことで、ダンス中にも軸上でのキレイな身体の回旋を出すことが出来ます。

片脚のバランスを整える

社交ダンスは、片脚立ちになり、体重を乗せて身体を捻ったり、動かすことが多くあります。片脚になる場合、その脚の中臀筋と内転筋そしてインナーユニットである体幹の筋肉が、しっかり働かないとグラつき、姿勢を保てなくなります。
ピラティスエクササイズで片脚のバランス(筋バランス)を整え、片脚立ちの際もブレずに身体を動かす強化が出来ます。エクササイズが終わった後は、立ちやすくなったとお声を沢山頂きます。

身体の隅々までコントロールすることが出来る

頭の位置や指先のポジションまでキレイに見せるためには、自分の身体のポジションへの理解と認識力が必要になってきます。ピラティスでは毎回正しいポジションをレッスンでお伝えしているので、最初は分からなかった箇所も認識できるようになり、その部分をコントロール出来るようにもなってきます。エクササイズ中にコントロール出来るようになれば、踊っている最中も無意識に認識出来るようになります。
自分の身体は自分でコントロールする!コントロール領域を高めていくことが、ピラティスの理想です。

まとめ

1人1人に身体のクセはあります。そのクセが悪いクセであれば、ダンスの微調整がうまく行かなかったり、先生からいつも身体の事で指摘されることが治りません。良いクセを付けることは上記の悩みを解決出来、更にパフォーマンスを向上させることが可能になります。ピラティスは、コントロロジーと言われ、身体をコントロールできる領域を増やしていくエクササイズです。ダンサーの方でトレーニングで何かお悩みの方がいれば、ぜひピラティスを体感してみてください。

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