肋骨の出っ張り(リブフレア)の原因と改善ピラティスアプローチ法

女性が持つ身体のコンプレックスの中に【肋骨の出っ張り】【肋骨開き】別名リブフレアがあります。
特に細身の方は、下部肋骨と呼ばれるみぞおち近くの肋骨が浮き出ていて、気になる、水着になれないとお悩みの方も多いかと思います。
今回はなぜ肋骨が出るのか?そしてその肋骨を収めるピラティスアプローチを今回はお伝えしていきます。
ぜひ最後までご一読ください。

肋骨の出っ張り

肋骨出っ張り(リブフレア)の原因

過度な反り腰

皆さんの身体を支えてくれている背骨には生理的弯曲と呼ばれるS字カーブがあります。
背骨は、上から頸椎7個(前弯)・胸椎12個(後弯)・腰椎5個(前弯)と構成されており、S字のカーブがあるから5kgほどある頭の重みを身体で支えられるようになっています。
この腰椎(前弯)部分が過剰に反ってしまうことをその名の通り『反り腰』という訳です。
生まれつきの遺伝ではなく、生活習慣の中で、身体のよくない使い方が習慣化され、徐々に反り腰になっていってしまいます。

反り腰になると肋骨は開くポジション(リブフレア)となり、目に見えて肋骨が出っ張っている状態になります

リブフレアとは、肋骨が開いていること。
基本的に写真の赤い線がなす角度は90度が理想で、それ以上になると肋骨が開いている、それ以下になると肋骨が閉まっています。
肋骨が出っ張る人はこの角度が90度以上の方が多いです。

リブフレア

肋間筋の柔軟性不足

肋骨と肋骨の間には内肋間筋と外肋間筋いう小さな筋肉がついております。
肋間筋は呼吸の補助をする筋肉で、外肋間筋は肋骨を広げ、内肋間筋は肋骨を閉じようとしてくれます。
肋間筋が上手に動いてくれると良いのですが、パソコン作業が続いたり、呼吸が浅くなったりすると筋肉自体が硬くなり、肋骨も動かなくなってしまいます。

交感神経優位な身体

先程の呼吸が浅くなっていることも起因しますが、自律神経の交感神経が優位に働く時間が多く続き、身体が休まる時間がないことは、筋肉を緩めることが出来ず硬くさせます。筋肉が硬くなることにより、胸郭と呼ばれる肋骨が横の広がらず、前にばかり広がってきます。その結果【肋骨の出っ張り】に繋がっていくという訳です。
温いお湯のお風呂にゆっくり入り、寝る最低1時間前はスマホを見ない、近くに置かない、ゆるいストレッチをして、気持ちよく就寝する!という習慣をつけてみてください。少しずつ副交感神経が働くようになり、筋肉も硬くならない環境を作ることが出来ます。

肋骨の出っ張り(リブフレア)改善ピラティスアプローチ

ピラティスで出来ること

ピラティスで出来ることに
・筋バランスの調整
・身体の動かし方の再学習
・関節可動域の向上
・姿勢改善

上記が挙げられます。ということで、肋骨の出っ張りを整えるのにピラティスは良いエクササイズと言えます。
特にマンツーマンで行うピラティスは指導者が1人1人の姿勢と動きを評価して、ニーズに合わせながら、オーダーメイドプログラムを作成するので、非常におすすめです。

ピラティスエクササイズ《マシン編》

チェアーペルビックレイズ

こちらピラティスマシンである【チェアー】です。
両手をシートについて、足を乗せているペダルを上下するエクササイズ
こちらをすることで、肋骨の内旋動作が生まれ、肋骨が閉まる方向に働いてくれます。また前鋸筋と呼ばれる肩を安定させる筋肉にもアプローチが出来るので、肩こり改善にも繋がります。背中をしっかり丸めることにより、お腹の腹斜筋が働きます。
肋骨の出っ張りでお悩みの方には非常にお勧めです!

ピラティスエクササイズ《マット編》

キャットバック

マシン編でお伝えしたエクササイズと似た動作になりますが、マットで行うこのエクササイズも肋骨の出っ張り改善に非常にお勧めです!
骨盤を丸めて、背中を最大限に丸めます。丸めたまま、呼吸を大きくすることで、背骨周りの筋肉を緩めることが出来ます。
反り腰の方には大体ご案内するエクササイズです。こちらはご自宅でも簡単に出来ますので、ぜひ行ってみてください。

まとめ

女性のコンプレックスでもある肋骨の出っ張り(リブフレア)、ご自身で整えることも可能ですが、身体の左右差や筋肉のアンバランスによって個人差で出てきますので、姿勢を評価できる専門家に身体をチェックしていただき、どういった運動が必要なのかをぜひ理解して、取り組んでみてください。
当スタジオでは、姿勢の評価から動きの評価、お客様1人1人のニーズに合わせてオーダーメイドプログラムを作成しておりますので、身体のコンプレックスやお悩みに対して一早く効果を感じて頂けるかと思います。どこに行ってもあまり効果を感じなかった方やこれから改善したいとお思いの方は、ぜひ1度体験にお越しください。

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