猫背が痩せにくい理由と改善方法

今や日本人の8割もの方が猫背と言われていますが、皆さんはご自身の姿勢を気にされたことはありますか?猫背になると身体にさまざまな悪影響が出てきますが、見た目の悪さだけではなく、痩せにくい身体にもなります。この記事では、痩せにくくなる理由とその改善方法について詳しく解説します。

猫背が痩せにくい理由

姿勢が悪いと身体に負担がかかる

猫背は、姿勢が悪くなっている状態です。姿勢が悪いと、身体に様々な負担がかかり、代謝が低下しやすくなります。例えば、猫背になると、肩や首が凝りやすくなり、血行が悪化します。ストレートネックや胸郭出口症候群と呼ばれる痛みや神経症状まで引き起こす可能性も高まります。猫背になると筋肉のアンバランスが生じ、背中や二の腕の筋肉が衰えやすく、脂肪がつきやすい体型になります。これらのことから、猫背は痩せにくい身体を作り出す原因の一つと言えるでしょう。

二の腕や背中が使われない

猫背の人は、肩甲骨が外側に開く巻き型のため、二の腕や背中の筋肉がうまく使われていません。胸周りや力こぶの筋肉は発達し、後ろ側は衰退する筋肉のアンバランスが生じます。最近二の腕や背中にお肉が付きやすくなった、取れにくくなった。というのはその原因です。またこれらの筋肉が衰え、基礎代謝が低下しやすくなるので、消費カロリーが減り、太りやすくもなってしまいます。

呼吸が浅くなる

猫背になると、胸郭が圧迫され、呼吸が浅くなってしまいます。呼吸が浅くなると、酸素の供給量が減り、代謝が低下します。また、呼吸が浅い状態が続くと、自律神経のバランスが乱れ、ストレスを感じやすくなることも考えられます。ストレスは、食欲を増進させ、太りやすくなる原因の一つです。

猫背を改善するための基礎知識

正しい姿勢を知る

猫背を改善するためには、まず正しい姿勢を知る必要があります。正しい姿勢とは、外くるぶし、膝、大転子、肩峰、耳たぶまで一直線上に並ぶ姿勢です。この姿勢を意識することで、身体への負担を軽減し、代謝を向上させることができます。下のイラストでは、Aが理想型で、B、C、Dは全て猫背が伴った不良姿勢になります。

姿勢チェックの方法

正しい姿勢かどうかを簡易的なチェックをしてみましょう。壁に背を付けて立ち、肩甲骨、お尻、かかとが壁に付いているかを確認します。もし、どれか一つでも壁に付いていない場合は、猫背気味である可能性があります。また、鏡を見て、肩の高さが左右対称になっているか、首が前に出ていないかなどもチェックしましょう。

デスクワーク時の注意点

デスクワークをしている人は、長時間同じ姿勢でいることが多いため、猫背になりやすいです。デスクワーク中は、こまめな休憩を挟み、姿勢を意識することが大切です。椅子に座るときは、背もたれに寄りかかり、腰をまっすぐにしましょう。また、パソコンの画面は、目線と水平になるように調整し、首が前に出ないように注意しましょう。

猫背改善に効果的なピラティス

ピラティスとは

ピラティスは、ドイツ人であるジョセフ・ピラティスによって考案されたエクササイズです。元々はリハビリから始まったプログラムですが、呼吸と身体の連動を意識しながら、インナーマッスルを鍛えることで、姿勢改善や体幹強化、柔軟性向上などの効果が期待できます。現代ではモデルや芸能人の方、アスリートもピラティスを取り入れておられる方が増えたので、メディアで見ることも増えました。

ピラティスで得られるもの

ピラティスは、猫背改善に効果的なエクササイズです。ピラティスでは、筋バランスを調整することで、姿勢を整えるプログラムです。背筋や腹筋など、姿勢を支えるインナーマッスル筋を鍛えることができます。また、呼吸を意識することで、体幹を安定させ、姿勢を改善することができます。さらに、ピラティスは、柔軟性を高める効果もあるため、身体の歪みを整え、猫背を改善するのに役立ちます。

パーソナルピラティス

姿勢を改善したい方には、グループレッスンとパーソナルレッスンだとパーソナルレッスンをぜひ受講いただきたいです。パーソナルピラティスは、インストラクターがマンツーマンで指導してくれるピラティスです。自分の身体の状態や目標に合わせて、最適なプログラムを作成しご提案しますので、効果を早く感じることが出来ます。猫背改善に特化したプログラムを受けることも可能です。

猫背を防ぐための日常生活の工夫

正しい座り方

椅子に座るときは、椅子に深く座り、背もたれから背中を少し話します。足幅は拳幅に保ち、膝も拳一つ分で開かないように注意しましょう。背筋を伸ばした時、正面にデスクトップがあることが理想で、視線を落としてしまうと背中が丸まってしまって猫背姿勢となってしまうので、デスクトップの位置も気をつけましょう。長時間座っている場合は、こまめな休憩を挟み、立ち上がって身体を動かすようにしましょう。

歩行時の姿勢

歩くときは、背筋を伸ばし、顎を軽く引いた状態を意識しましょう。また、腕を自然に振り、足の裏全体で地面を蹴るように歩くと、姿勢がよくなり、代謝が向上します。

睡眠時の工夫

睡眠時は、身体がリラックスできる姿勢で寝ることが大切です。仰向けに寝るときは、膝の下にクッションを置くことで、腰の負担を軽減することができます。横向きに寝るときは、両膝を曲げ、抱き枕などを抱えることで、身体の歪みを防ぐことができます。

まとめ

猫背が痩せにくい原因とその対策について

猫背は、姿勢が悪くなっている状態であり、身体に様々な負担がかかり、代謝が低下しやすくなります。猫背を改善することで、身体への負担を軽減し、代謝を向上させることができます。猫背改善には、正しい姿勢を意識すること、ピラティスなどのエクササイズを取り入れること、日常生活での工夫などが効果的です。

パーソナルピラティスを体験しよう

パーソナルピラティスは、猫背改善に効果的なエクササイズです。自分の身体の状態や目標に合わせて、最適なプログラムを組んでもらうことができます。猫背でお悩みの方は、Pilates Synergyのパーソナルピラティスを体験してみてください。

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  • この記事を書いた人

杉 直樹

株式会社SPARX代表取締役。Pilates Synergy代表。柔道整復師。24歳で起業し、ピラティス指導歴は15年。今までに400名以上ピラティスインスラクターを輩出し、トレーナーオブザイヤー審査員特別賞受賞にも輝く。「身体に新たな可能性を」を理念にスタジオを経営している。JPSA認定ベーシックプロスピーカー。(一社)分子整合医学美容食育協会プロフェッショナルファスティングマイスター

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